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フィリピンのバナナ産地が被害甚大

2012年12月22日

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台風一過の青空の下、バナナの木々(多年草の幹)はなぎ倒され、雨に浸かって無残な有様となったフィリピンの畑の画像です。バナナが植え付けられるようになって約40年、日本に輸入される9割以上がフィリピン産です。

台風が来ない、とされていたミンダナオ島を超大型の「パブロ」が12/4~6にゆっくりと横断。死者・行方不明者は千人にものぼるとされ、一大産業のバナナの畑は大きなダメージを受け、幹線道路も水没や土砂崩れで積み出し港への搬送もままならない状況となっています。

正確な数字はつかみ切れていませんが、ミンダナオ島のバナナ園地8万haのうち、今回の被害は1万5千~1万7千haとされています。そこでの生産量は13㌔のバナナ箱に換算すると、3000万箱(中国への輸出量)~4000万箱(日本の需要の半分)といいますから、甚大な被害がイメージいただけると思います。

インフラの復旧に時間を要し、園地もバナナの病原菌が広まることが懸念されており、春からの需要期には「バナナがない!」という事態に陥ることは必至です。動向を注視していきます。

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