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フルーツが食べられなくなる??

2010年08月28日

猛暑に見舞われた日本列島。
クーラーをつかっている人間がこれだけうだっているのだから、直射日光を浴びた農産物が予定通りできなくなったり、亜熱帯化で病害虫への懸念が現実のものとなってきました。

市場ではスイカ、1個4000円などという異常値がでています。機を見るに敏の方は、カリフォルニア産の手配に走ったりしています。

害虫のカメムシが大量発生しているようです。

梨は惨憺たる出来高のようで、今年のミカンも量がまとまらない。
これから国産果実の何が売り場にならぶのでしょうか??


一方で世界に目を向けても、各地で未曾有の異常気象に覆われ、、、

干ばつの影響でフィリピンではパインが取れず、過去に例がないほどの品薄。

熱波に見舞われたオーストラリアのオレンジは品質が悪く、数量もまとまらず、

代わりのオレンジ産地の南アフリカは通貨ランドが高騰しても好況に沸く中国からの買いが強く、防疫条件でコストもかかる日本は完全な買い負け。

その南アフリカ産でいまが主産地のグレープフルーツは例年のような、なりふり構わない日本向けの輸出はやめたので、通年でリレーしてきたグレープフルーツも途切れる時期がでるようになるかもしれない。

いたるところで産地の適性が急速に崩れていきます。
情報への感度を高くして、適応力を兼ね備えた「モノと者」だけが生き残っていく時代が迫ってきています。怖くもあり、楽しみでもあります。(よ)

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